以前に記事でも書きかましたが、私の悩みの一つに保有株のRVHをどうしていくべきか悩んでます。
保有銘柄:RVH(6786、東証2部)
平均取得単価は969円で、12/9現在の株価は864円と-10%程の含み損の状態です。
業績好調だったので期待もあり、また強く張り過ぎてしまったために、損切りはしてないです。
折角の土日なので、今一度RVHについて考えてみました。
RVHの業績分析
これについては、最近他の方のブログで秀逸なのがあったので、こちらを記載せてもらいます。
現役の会計士の方が分析しているようなので、非常に有益な情報です。
私もこれくらいの分析ができるようになると利益が増えてくるのかなと思うので、参考にします。
RVHの株価推移
今のRVHの業績貢献が最も高いのが美容脱毛サロンのミュゼプラチナムです。
こちらの買収がされたのが1年前くらいですので、その前後の平均株価を見てみます。
2015年のRVHの株価は、おおよそ600~700円のボックスと言ったところでしょうか。
そして直近が800~900前後の相場とすると、ミュゼプラチナムと言う年間売上が約400億円ほど期待される事業を買収したにも関わらず市場評価としては株価が+200円程度となってます。
ここで大きくマイナス評価とされているのは、キャッシュフローと買収による未消化役務の約587億円と思われます。
詳しくは、先ほどのブログ記事が秀逸すぎるので、そちらを見るのがいいでしょう。
ミュゼの売り上げ、利益規模から、もう少し評価されて株価も、、と思ってしまう方も多いだろう。
今後のRVHの材料
①スポンサー契約中のエタラビの扱い
そろそろ経過報告があると思うのですが、これがどう転ぶかが、直近の株価には一番影響が大きいと見てます。
ミュゼと同じスキームでの買収の場合、短期的には希薄化や役務引き継ぎにより株価が下がることも予想されます。
ただミュゼの売り上げが約80億円/Qから伸びてない状況を見ると、店舗数を増やすことが一番の業績貢献になるように思えます。
②今期の業績
中間決算は、通期に対する進捗率50%。1Qは非常に頼もしい進捗だったが、2Qに広告宣伝費の増加により、今の進捗状況になっている。
この広告宣伝費の増加が、3Q以降にどう影響するのかが、一番のポイント。
もし繁忙期の2Qに顧客の囲い込みに成功していれば、3Q以降は広告宣伝費は増えず、利益に跳ね返る。
もし顧客の獲得に苦戦した結果であれば、3Q以降も広告宣伝費は減らない。
またエタラビを早めに子会社化して、今期の売上にエタラビが入ってくるようだと面白い。
③来期の業績予想
エタラビがあるので、少し読み難い。
仮にそれがなかった場合、ミュゼの売り上げは良くも悪くも安定しているため、売上規模は今期並みは確保できる。
のれんの償却は今期より増えるため、結果として今期より利益は減る可能性もある。
そう考えるとエタラビを買収して店舗数を一気に増やし売上増加したいところではあるし、これしか売上増加の方法はないのかもしれない。
④新たなM&A
最近ワールドフュージョン社と言うバイオ・創薬系ソフトウェア開発販売会社との業務提携もあり、何か仕掛けてきそうな気配もある。
ここがRVHの期待部分でもあり、M&AでサプライズがないとRVHの株価爆発はないのかもしれない。
⑤信用買い・信用売り
信用買いの残がなかなか減らなかったRVHだが、12/9現在では直近2週続けて少しずつ減少傾向ではある。
日証協の貸付残高は11月を境に60万株から大きく増え、12/9現在で120万株を超えている状態である。
投資機関による売り情報では、モルガン・スタンレーMUFGが約13万株、JPモルガン証券は11月末に報告義務が消滅、丸谷商事が20万株となっている。
今後の動きとして、まず信用買残が100万株を大きく割ってくると面白いかもしれない。
また日証協の貸付残高が増加傾向のため、将来的には買い圧力になる可能性も秘めている。
ただどうしても気になるポイントとして丸谷商事がいつから買い戻すかがある。
丸谷商事自体が、RVHの大株主である株式会社ジェイサイトの関係会社なんじゃないかと言う噂もあり、20万株も空売りしている理由が読めない。
今後RVHの株価高騰があるとすれば、丸谷商事の買い戻しが一つのターニングポイントになるかもしれない。